こんにちは。どりあんです。
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2007年、嵐・櫻井翔のファンになる。母親、叔母、従姉妹もみんなジャニオタの筋金入りオタク。ジャニオタ費用を捻出するため、ポイ活に目覚める。 |
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前回の「untitled」とはまた違った魅力いっぱいの「嵐フェス」を徹底解説致します!
「untitled」の解説は こちら
目次
「嵐フェス」とは?
「嵐フェス」とは、2012年に始まったコンサートのシリーズで、毎回国立競技場で開催されています。初回は2012年、翌2013年には「嵐フェス'13」として開催されました。
また、2020年5月にも「嵐フェス2020」と題して東京五輪に向けて新設された新国立競技場で単独アーティストライブとしては初の公演が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け延期が発表されました(開催時期は未定)。
「嵐フェス」の特徴
「嵐フェス」は、先日公開された「untitled」をはじめとする毎年のライブツアーとは異なる点がいくつかあります。
- 全国ツアーではなく国立競技場のみの開催
例年のコンサートツアーは、東京・大阪・名古屋・福岡・札幌の5大都市を回る 全国ツアーですが、「嵐フェス」は国立競技場でしか開催されていません。
- セットリストはファン投票で決定
例年のコンサートツアーは、その年に発売されたオリジナルアルバムやベストアルバムに収録された曲を中心とした楽曲構成です。
しかし、「嵐フェス」は開催の度に楽曲リクエストを実施し、ファンが聴きたい曲を募集しています。普段のコンサートではその年のアルバム曲やシングル曲、コンサート定番曲しか選出されない中、様々な年のアルバム曲、カップリング曲まで幅広く選出されています。
- ジャニーズJr.なし!5人だけで作る世界
ジャニーズのコンサートと言えば、バックダンサーとしてジャニーズJr.が付くのが一般的です。嵐も例外ではなく、例年のコンサートツアーでは多くのジャニーズJr.が出演しています。
しかし「嵐フェス」にはジャニーズJr.の出演が一切ありません。出演者は嵐5人のみ!5人だけで7万人も収容する国立競技場を盛り上げる姿はここでしか見られません。会場にいるファンも、Jr.目的の人が少ないため一体感があります。
「嵐フェス」on YouTube 見どころ解説~演出編~
どうなってるの?!ド派手な登場
オープニングから1曲目「Happiness」に注目。
一体嵐はどこから登場するのだろう?センターステージ?メインステージ?
正解は、まさかまさかのバルーンの中。いつの間に???
バルーンはクレーンに設置されており、バルーンが開いてメンバーが登場するやいなや、クレーンを存分に使って上にも左右にもあちこちに動き回る。
5人5か所で動き回っており、7万人がいる広い広い国立競技場でも1曲の間にほとんどのエリアに急接近。観客のボルテージも一瞬で上り詰めている。
野外ならでは!大量の水を使った演出
4曲目「Løve Rainbow」では、会場中から噴水のように水が噴き出す。夏らしいさわやかな楽曲に合わせた涼しげで大胆な演出だ。野外会場ならではの豪快な噴水にテンションも上がっていく。7曲目「SummerSplash!」(2010年発売アルバム「僕の見ている風景」収録)でも水が効果的に使われている。
派手すぎぃ~!特効満載 ワイルドアットハート
6曲目「ワイルド アット ハート」は、松本潤主演ドラマ「ラッキーセブン」の主題歌である。ドラマのオープニング映像をオマージュして、嵐メンバーを紹介する映像と共に楽曲が始まる。ドラマでは映像中の☆が7つなのに対し、嵐フェスはメンバーの数に合わせて☆が5個になっているなど、細かな配慮はさすがである。そんな繊細な演出からの、特効!!!火花バンバンあげます!!!会場にいると、結構遠い席でもあの火花の熱を感じるんです。火花の間近で踊る嵐、さぞ暑いだろうなぁ・・・
そんなところにステージ?!国立ならでは
「Troubelemaker」では、メンバーがメインステージから離れ国立競技場の聖火台方面へ向かう。そのまま上昇し、なんと客席の上にステージを作っていた!!!聖火台側の上の方の座席が当たった人は、うわーメインステージ遠いよ~とがっかりしたかもしれないが、こんなところにステージがあるなんて夢にも思わない。こんなサプライズが、嵐のコンサートの魅力の一つである。
DJ×MJ かっこいいからおバカまで
中盤で始まる松本のDJコーナー。このコンサートをきっかけに、以降のライブでも時折DJコーナーが組み込まれるようになった。まずは松本自身のソロ曲をミックスしていく。
続いてミックスされる曲は嵐の曲になり、その後、モニタに映し出されるのは両手でピースする相葉の写真。「天才!志村どうぶつ園」で相葉が担っていたコーナー「雅紀.com」のオマージュが始まる。そのまま登場した相葉は、自身のソロ曲「MagicalSong」(2011年発売アルバム「BeautifulWorld」収録)の衣装で登場し、短めではあるが楽曲を披露。
次に出てくるのは、大野と二宮の幻のユニット「大宮SK」。自称、「隙間産業ユニット」として、嵐の活動の隙間で活動しているユニットらしい。それぞれ自分の分身を4つつけ、好き放題振り回していく様と、苦笑いしながらDJをする松本の対比も面白い。
最後は櫻井が得意のRAPでDJとの掛け合いをして盛り上げる。ここから始まるRe(mark)able。2008年、アジアツアーに出発する前の国立競技場公演で歌ったのが印象的なこの曲を、再び国立競技場で聴けるエモさ。
嵐のかっこいいところからおバカなおふざけまで、すべてをミックスしたDJコーナーは必見だ。
「嵐フェス」 on YouTube 見どころ解説~楽曲編~
いきなりカップリング「五里霧中」
1曲目「Happiness」は、嵐の代表曲なのでファンならずとも口ずさめる方も多いと思う。ところが2曲目、いきなりまさかの「五里霧中」。2004年発売「PIKA★★NCHI DOUBLE」のカップリング曲である。いきなりそこ来るかぁ~!とオタクを満足させる。
また、いつものコンサートではアンコール曲で歌われることが多いため、冒頭での「五里霧中」は意表を突かれた。
C A R N I V A L…じゃない?!
3曲目の「CARNIVAL NIGHT part2」も、コンサートの定番曲として大人気の楽曲(2006年発売アルバム「ARASHIC」収録)。Bメロで「シー!エー!アール!エヌ!アイ!ブイ!エー!エル!ナイト!」というC&R(コールアンドレスポンス)がお決まりの楽曲だが、ここは嵐フェス仕様。なんと、CARNIVALがすべてFESTIVALに置き換えられているのだ!「カーニバル」というところは「フェスティバル」に。「シー!エー!アール!エヌ!アイ!ブイ!エー!エル!ナイト!」は「エフ!イー!エス!ティー!アイ!ブイ!エー!エル!ナイト!」に。初見のはずの会場のファンも迅速に対応しているところが嵐のコンサートらしい。
全オタクの夢!!!「LoveSituation」
8曲目「LoveSituation」(2007年発売アルバム「Time」収録)は、ファン人気が非常に高い楽曲である。
あり得ない幸せのチケット 握りしめたままLoveSituationは、デートに行くウキウキ感、ドキドキ感を描いた楽曲だが、この歌詞は入手困難な嵐のコンサートチケットを手に入れて会場に入ることができたファンと重なる部分もあり、国立競技場で聴くLoveSituationは格別だったに違いない。 さらに、この曲はダンスも見どころである。そんなダンスを余すところなく見てもらえるよう、DVD版、YouTube版ともに4分割のマルチアングル映像を採用している。通常の映像だと、どうしても今踊っているメンバーや歌っているメンバーにスポットが当たりがちであるが、この曲は歌うメンバーと踊るメンバーが2:3で入れ替わる構成になっているため、常に5人全員が注目ポイント。目が離せないのだ。そんなわがままなオタク心に配慮した4分割映像は、オタクの需要をわかり過ぎている嵐の心遣いだろう。
覚えてください!「La tormenta2012」
原曲「La tormenta2004」は、5周年を記念して発売されたアルバム「5×5」に収録されたメンバー紹介ラップ曲である。メンバーだからこそ言えるお互いの紹介ラップは必見だ。
「嵐フェス」 on YouTube 見どころ解説~パフォーマンス編~
やっと5人そろった!Step and Go
5曲目、センターステージに集まった5人。4曲目のアウトロの静寂に包まれた中、五人が国立競技場の中心で手を重ねると始まるのがStep and Go。
待て待て、5曲目まで5人そろってなかったんだ!!!!いままで5人5様、それぞれの担当エリアで盛り上げてきた5人が、ついに揃って踊り始める。Step and Goのダンスはファンからの人気も高く、いよいよ嵐のパフォーマンスが本気を魅せてくるぞ・・・と期待させてくれる。
みんなで一緒に!「SummerSplash!」
7曲目の「SummerSplash!」は、櫻井の「サマースプラーッシュ!」の掛け声に合わせて腕を動かすのがお決まり(2010年発売、その年のツアーで生まれたばかりの新定番)。
のちに櫻井は「得意技はなんですか?」という質問に「サマースプラッシュ」と答えている。櫻井の得意技にも注目だ。
ソロ曲①相葉雅紀「FriendShip」
ソロ曲の一発目は相葉雅紀。2007年発売アルバム「Time」初回限定版のみに収録された今となっては貴重な楽曲「FriendShip」。相葉の優しくて人の良いイメージにぴったりな温かい楽曲だ。
特徴的なのは、相葉がつけている赤い巨大な手袋のようなもの。実はこれ、2007年のツアー「Timeーコトバノチカラー」で同曲を披露した時と同じものである。いわば演出のリメイクだ。そうやって過去の伏線回収をしてくれるところにオタクは嬉しくなってしまう。途中からは同じく赤い手袋をつけたメンバーがバックダンサーとして登場。「FriendShip」というタイトルにふさわしく、5人の仲の良さが滲み出る1曲だ。
ソロ曲②松本潤「Shake it!」
続いてのソロ曲は松本潤。2011年発売アルバム「BeautifulWorld」収録曲で、オタクからの通称は「しぇけ」。松本のセクシーなダンスが見どころの楽曲だ。これも、メンバー4人がバックダンサーとして一緒に踊っている。バックダンサーの割には、メインの松本と積極的に絡みにいっているところや、割とハードなダンスのため、30歳前後のメンバーが後半辛そうに踊っているところも面白い。この演出が功を奏したのか、しぇけは大人気。翌年の嵐フェスでも松本のソロ曲はShake it!だったし、2016年開催の「Japonism"Show"inARENA」のソロコーナーでも松本ソロはShake it!だった。2020年の嵐フェス松本ソロ曲はどうなるか、期待が高まる。
ソロ曲③櫻井翔「T.A.B.O.O」
櫻井のソロ曲は、2010年発売アルバム「僕の見ている風景」より「T.A.B.O.O」。当時のツアーから、曲のイントロで心臓の鼓動の音を流す演出をしてたため、国立競技場に鳴り響いた鼓動に一気に黄色い完成が響き渡る。衣装は完全に当時と同じアメリカンポリス風の真っ赤なジャケットで、色気が溢れている。大サビ前には映像のみになりステージは暗転。大サビで明転して特効と共に出てくるのは、やはりメンバー。最後のサビだけだが、4人をバックにつけたT.A.B.O.Oは非常に見応えがあった。
ソロ曲④二宮和也「GimickGame」
空も暗くなり、闇に包まれた国立競技場で披露された二宮のソロ曲は、2008年発売アルバム「Dream"A"Live」初回限定版収録のソロ曲「GimickGame」、通称ギミゲ。CD音源自体も初回限定版のみの収録、さらにアルバムを引っ提げて行われたツアーは残念ながら映像化されておらず、幻のソロ曲だ。それが4年ぶりに帰ってきた。色気を出しまくるこの曲では、バラエティで見せる人たらしな二宮とも、ドラマや映画で見せる迫真の演技をする二宮ともまた違った一面が見られるのではないか。
ソロ曲⑤大野智「Rain」
ソロ曲のラストを飾るのは大野、2005年発売のアルバム「One」から「Rain」だ。今回披露したソロ曲の中では最も古い楽曲で、ファンからの支持も厚い曲だ。歌とダンスに定評のある大野らしく、シンプルにその歌声と大野独特の複雑な足の動きが特徴的なダンスに注目だ。発売から7年が経った2012年でも色褪せることなく、楽曲の魅力を最大限発揮している。
人気3位!大野振付のカップリング曲「時計じかけのアンブレラ」
後半の山場として、特効使いまくりの中披露されたのは「時計じかけのアンブレラ」。大野出演ドラマ「0号室の客」の主題歌ではあったものの、シングル「マイガール」のカップリングとして発売された隠れた名曲。ファン投票では見事カップリング部門第3位を獲得した。大野が振り付けたというダンスは、大野らしい独特の動きが見どころだ。サビの横に移動するところは、特に大野らしい。
まとめ
まだまだ見てほしいポイントは多数あるが、あとは自分の目で確かめてもらいたい。
YouTubeにアップされているのは期間限定(配信終了日未定)なので、今のうちにチェックしてください。
MCなどがカットされているので、フルバージョンで見たい方はぜひDVDの購入もご検討ください。
また、翌年2013年の嵐フェスもオススメですよ。