嵐のコンサートがYouTubeで世界進出!オタクが教える「untitled」見どころ徹底解説!

こんにちは。どりあんです。

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  どりあん  
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2007年、嵐・櫻井翔のファンになる。母親、叔母、従姉妹もみんなジャニオタの筋金入りオタク。ジャニオタ費用を捻出するため、ポイ活に目覚める。

ライブ参戦:2012Popcorn、2014THE DIGITALIAN、2018-2019ジャニーズカウントダウン 他
番組協力:VS嵐、嵐にしやがれ、櫻井有吉THE夜会、MUSIC STATION 他

 
 

新型コロナウイルスの世界的感染拡大を受け、世の中が大きく変わっている現在。
イベント、コンサート等はもちろん自粛ムードが広がり、
会社や学校も臨時休で自宅にいる時間が増える今、嵐が衝撃的な発信をしました。

嵐がライブ映像をYouTubeに配信!

2017年から2018年にかけて行われた5大ドームツアー「ARASHI LIVE TOUR2017-2018「untitled」」の映像を期間限定でYouTubeで配信し始めました。
既にDVD/Blu-ray作品として発売されている映像のほぼすべてが無料配信されており、これまでDVD/Blu-rayを買うまでに至らなかったすべての方に、嵐のライブ映像をたっぷりと見てもらえることになりました。 私もこのコンサートに参戦しており、「untitled」は嵐のすべてが詰まった最高傑作だと思っております。せっかくの機会ですから、より多くの人にこの「untitled」の魅力をお伝えしたいと思います。

目次




見どころ①他では見られない大掛かりなセットと演出



距離を感じさせない超巨大モニター

東京ドームでの公演を収めた本映像。圧巻なのは、ステージに設置された超大型モニター。なんと2083インチを誇る。(https://thetv.jp/news/detail/132573/


2曲目の「I'll be there」から全貌が明らかになるこのモニター。嵐の5人がステージに立ち踊っている様子が、縦5分割になってモニター全面に映し出される。その大きさは本人たちの何倍あるのやら。私がコンサートに行った時は2階席で、ステージまでは非常に距離のある場所だったが、このモニターに映し出される5人の様子を見ることが出来るので、さほど距離を感じなかった。




観客の上を通りながら近づいてくるムービングステージ

嵐のコンサートの代名詞ともいえるのが、松本潤考案の「ムービングステージ」(通称:ムビステ)と呼ばれるアリーナ席の観客の上を通過する可動式ステージである。「untitled」でも3曲目「風雲」からムービングステージに乗り込んだメンバーが、アリーナの観客を、スタンドの観客をあおりながら、どんどんバックステージ側に進んでくる。


私は別のツアーの時にアリーナ席を経験したが、真上をムビステが、メンバーが通っていく感覚は他で味わったことのない感動を覚える。アリーナ席の観客は真上を通っていくメンバーを楽しめるし、スタンド席や2階席の観客はメンバーが近づいてくる臨場感を味わえる。




スタンド席もアリーナ席も網羅するトロッコ

4曲目「Attack It!」の中盤で、お決まりの挨拶をしつつムビステからトロッコに移動する。今度は、ドームの外周に沿ってスタンド席と同じ高さのメンバーがぐるっとドーム全体を回ってくれる。スタンド席やアリーナ席片っ端から回ってくれる。~「Happiness」まで、たった5曲しか歌っていないのに、会場の端から端まで動いていることも驚きである。




さらに近くへ!ミニトロッコ

13曲目「Bittersweet」のサビ前で、メンバーが乗り込むのがミニトロッコ。ムービングステージやトロッコでは通れないアリーナ席の隙間を通ってくれる。どこのエリアにも1度はメンバーが近づいてきてくれるのも、嵐のコンサートの魅力である。




360°カメラとペンライトで魅せる幻想的な世界

16曲目「Sugar」が、このツアーの演出的な最大の見どころだと私は思っている。


ここまで敢えて触れてこなかったが、観客がもっているペンライトは従来のペンライトとは異なり、自動制御型のペンライトである(これも松本潤が考案)。嵐のコンサートにおいては2014年「THE DIGITALIAN」より導入されており、これを使った演出は嵐のコンサートの定番となりつつある。


YouTubeの公式のチャプターでは1:04:24~が「Sugar」となっているが、是非「Sugar」が始まる前のアクセントダンス(1:02:18~)から見てほしい。


一見、客席にスポットライトが当たっているように見えるが、これはすべて観客の持つペンライトで、一部の人のペンライトだけが光るように制御されている。精密に制御されたペンライトの光は、スポットライトになり、レーザーになり、暗闇になり、渦巻きにもなる。2階席からあの渦巻きを見渡した時の感動はすごかった。


そして「Sugar」曲中、映像に違和感が出てくる。2番の頭、松本パートでカメラに向かって指さしをしている場面から、実は360°カメラが用いられている。これまでの定点からのカメラの映像だけでなく、あらゆる方向からパフォーマンス中のメンバーをリアルタイムで大型モニターに映し出す。その臨場感、迫力、そして不思議な親近感。映像でも感じてもらえるだろうか。


大サビ前(1:07:29~)モニターに映し出されるのは今メンバーがいるステージを全方向からぐるぐると見渡す映像。(ちなみにこれをやりたいと言い出した松本に対し、櫻井がサッカー中継の仕事に携わりこういった映像の知識をもつという友人に相談して実現したという話が、DVD/Blu-rayの初回限定版特典映像内で語られている。)


「Sugar」はファンから絶大な人気を誇る名曲なのだが、私はこれまで見てきた嵐の演出の中で最も素晴らしいと思った演出でもある。超名曲を、最高峰の演出で見られる嵐のコンサート、凄すぎる。




2階席も忘れていない!リフターで上まで!!

嵐のコンサートは、最先端の技術を使いまくったハイテク演出だけではない。22曲目「ハダシの未来」では、「リフター」と呼ばれるセットにメンバーが乗り込み、今度は上に進んでいく。およそ2階席の高さまでいくだろうか。そして、この「ハダシの未来」という楽曲はサビの振付が簡単なため、ファンもみんなで踊る楽曲としてコンサートの定番曲である。わざわざ上まで上ってきてくれた上に、一緒に踊ってくれるとは何たるサービス。


1回見れば誰でもなんとなく踊れるような振付なので、是非YouTubeを見ながら一緒に踊って楽しんでほしい。






見どころ②久しぶりのユニット曲!

「untitled」で大きな話題になったのが、ユニット曲である。2007年のアルバム「Dream"A"Live」以降、アルバムには必ずメンバー5人のソロ曲が収録されており、アルバムツアーではそのソロ曲を歌うことがほとんどだった。ところが2017年、「untitled」に収録されたのは4曲のユニット曲だった。相葉雅紀・二宮和也の「UB」、大野智・櫻井翔・相葉雅紀の「バズりNIGHT」、櫻井翔・松本潤の「Come Back」、大野智・二宮和也・松本潤の「夜の影」。それぞれ全く違う嵐の魅力を見せてくれる名曲だ。


「総武線が見える」にのあい名曲「UB」

二宮和也と相葉雅紀、通称にのあいコンビは、ジャニーズJr.時代から渋谷などのレッスン会場、テレビ局等から千葉方面の総武線で帰宅する「チーム総武線」の仲間で、嵐結成前では最も親しかった2人であるため、オタクからは「エモい」と大人気のユニットとなった。2人でおそろいの青いセーターをまとい、知恵の輪のように絡み合うダンスを魅せる二人に、櫻井翔は「後ろに総武線が見えた」と語っている(?)。楽曲の歌詞は恋人同士?友人同士?大切な人と離れてしまうようなストーリーだが、UB=ユニットバスの歌なのでは、という説が最も有力である。なお、二人はUBの意味が何なのか明かすつもりはないと話している(ほぼばれてたけど言わないと言っている)。歌詞の意味をそれぞれ自由にとらえながら、息の合ったダンスを見てほしい。


最後に二人で親指を立てるサインを送りあっているのは、Jr.時代に二人が出演した舞台「Stand by me」のシーンの再現ということもあり、オタクからはやはり「エモい」と大好評だった。




絶妙な距離感 これが見たかった!「Come Back」

櫻井翔・松本潤の二人は「Come Back」というヒップホップ系の楽曲を披露した。


この二人はJr.時代から兄弟のように仲が良かったものの、尖りだした松本との距離感がつかめず「翔潤氷河期」などという言葉も生まれるくらい距離があったが、30代半ばになり再びその距離感が縮まってきたことで多くのオタクを沼落ち化させている小悪魔的コンビだ。


櫻井が得意とするヒップホップ調の楽曲で櫻井が作詞したラップ詞を二人で掛け合いながら歌うこの楽曲。


「UB」で相葉二宮が密着して踊っていたのに対し、櫻井松本はそれぞれステージの端を拠点としてなかなか接近しない。中盤、ステージ中央に集まって肩を組んで踊る場面もあるが、よく見ると全く目線が合っていない。そしてあっという間に離れてしまう。


このもどかしい距離感が、なんとも翔潤をよく表現しており、私は東京ドームで号泣しながら悲鳴を上げたことを思い出すのである。




歌とダンスで魅せる「夜の影」

大野・二宮・松本の3人は、これまでとガラリと雰囲気を変え、大人のバラード的な楽曲・演出となった。白をベースとしたシンプルな衣装、少ない演出で、3人の歌とダンスを引き立たせている。ダンスは大野智が振り付けた。


3人の絶妙なハーモニーと声のバランス、息の合ったダンスは何度見ても見入ってしまう。この楽曲には多くを語らない方が良いかもしれない。シンプルに、楽しんでもらいたい。




相葉雅紀監修「バズりNIGHT」

大野・櫻井・相葉は完全におふざけ路線へと進んだ。コンサートでは、LINEのようなやり取りの映像から始まるが、ここからすべて相葉雅紀監修らしい。ちなみにやり取り中に出てくる謎の「こんにチワワ」や「トトロ」のスタンプは、櫻井翔画伯の描き下ろしというこだわりよう。



登場したのは典型的なオタク風貌の3人。コミカルな楽曲に合わせたユニークな振付が特徴的だ。しかし大サビ前にセンターステージにたどり着くと、ジャニーズJr.たちによるペンライトを使ったヲタ芸が始まり、ライトで「伝説」の文字が浮かび上がる。その後出てくるのは・・・「伝説」と称される(?)ギャルになった3人。見事にパラパラのようなダンスを踊り上げ、曲は終わりを迎える。これが嵐の年上3人だというからもう・・・笑


ちなみに、YouTube版ではカットされているが、DVD/Blu-ray版では「バズりNIGHT」歌唱後にツアーTシャツを着た二宮・松本が現れ、年下2人に好き放題言われている様も楽しめる。





見どころ③10分を超える超大作「Song for you」

「untitled」では、10分を超える組曲「Song for you」が制作された。当時は、「まだデビュー19年目だしなぜこのタイミングでこんな曲を?」と不思議に思っていたが、今となっては納得の楽曲である。アルバムが発売されたのは2017年10月。ツアーは2017年11月~。後の2019年1月27日、嵐は2020年末での活動休止を発表することになるが、2017年6月より水面下で話し合いは進められていた。5人で決断し、事務所に報告したのが2018年2月。「untitled」は、そんな話し合いを進めながら同時に進行されていたアルバム・ツアーであった。(活動休止会見についてはこちらhttps://dot.asahi.com/dot/2019012700031.html?page=1


「Song for you」は、大野のソロ→相葉二宮パート→櫻井松本パート→5人パートという構成になっており、これまでのユニット曲の割り振りにも関連している(あくまで筆者の憶測)。


1999年にハワイのクルーズ船でデビュー会見をしてから今日までの嵐の紆余曲折を描いた楽曲は、ファンの涙を誘った。CDで曲を聴いた時から感動的であったが、コンサートではこれまでの嵐の写真がたくさん映し出され、色々な記憶が走馬灯のように思い起こされた。コンサートの終盤で、今日のコンサートを含めた19年間を思い出す楽曲となっている。国民的アイドルと言われるまでとなった嵐。この記事を読んでくれている貴方は、少なくとも人生のどこかで嵐の楽曲に触れてきたはずだ。大勢のファンが、それぞれ様々なタイミングで、きっかけで、嵐に出逢い、この会場に集結し、今嵐の歌声を一緒に聴いている奇跡。そんなことを感じさせる、壮大な曲であった。






まだまだ見どころはあるのだが・・・



「untitled」にはまだまだ見どころがあるのだが、困ったことにYouTubeにUpされているのはカット版である。コーナー間のJunctionと呼ばれる演出のみの時間、MC、アンコールがカットされている。フルサイズで見たいと思った方は、是非DVD/Blu-rayの「untitled」を購入して、視聴してみてほしい。






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